平成28年3月23日、山形市男女共同参画センターを会場に、第53回 「支援者のつどい」を開催しました。話題となった概要を広く皆様にお伝えします。
【参加団体】
<民間団体>
・カウンセリング 1団体
・コミュニティ支援 2団体
・中間支援センター 1団体
・情報支援 1団体
<公的団体>
・山形県復興・避難者支援室
・山形市総務部防災対策課
・福島県避難者支援課
・山形市社会福祉協議会
・山形県社会福祉協議会
<報道> 1社
参加者数:19名(9団体)
<活動情報共有>
■活動報告
・3月10日に県知事と避難者の意見交換会を行った。定住を決めた方と避難指示区域以外の方などが出席した。避難指示区域以外の方からは借上げ住宅や定住について話があった。定住の金銭的な支援はできないが、相談や情報提供をしていきたい。既に定住しているのは年配の人で、寂しい気持ちを抱えていて相談員の訪問を心強く思っているという話があった。
・3月12日に、伝国の杜で「避難訓練コンサート」を行った。地震が起きた時の避難訓練をお客さんが入った状態で行うのは県内では初めて。
・野菜作りや泥だんご作りの体験をしている。今年も畑を使う承諾を得ているので継続したい。
・有機味噌を作っている農家に作り方を教わるイベントをした。
・3月15日、南相馬市・相馬市(旧相馬藩)の映画「土徳流離」の映画上映を手伝った。前南相馬市長も会場に来て挨拶をしてくれた。
・被災地2か所で“シネクラブ”を立ち上げたいと考えている。
・東京で広域避難者支援ミーティングが開催され、「避難者支援のこれからを考える」をテーマに全国から60名が集まった。全国の広域避難者の現状などが話し合われた。
[3.11追悼・復興式典について]
・山形市では、山形市役所前にて追悼式のTV中継と千年和鐘の打鐘式を行った。
・山形市の文翔館にてキャンドルナイトを開催した。来場者は累計約350人。来年度も開催する。
・米沢市は伝国の杜ホールにて、加藤登紀子のコンサートの他、色々なプログラムを行った。500席が満員になった。
■28年度・今後の活動について
・来年度は引き続き9つの市町社協に24名の生活支援相談員を配置する。
・県社協に配置している福島県の復興支援員も継続する。
・来年度も山形市避難者交流支援センターは同じ体制で継続する。開館日・時間等も変更なし。
・福島県では、来年度は「ふるさとふくしま交流・相談支援事業」(旧 ふるさとふくしま帰還支援事業)として、福島県内で行っていた事業を県外に振替え、予算を拡大して補助する。締切は4月11日。また、新たな事業として、10月前後から受付ける避難指示区域以外の方への借上げ住宅提供終了後の家賃補助と帰った人への引越し補助を行う。
・28年度は相談員配置、借上げ住宅の提供、山形市・米沢市の支援センターの運営支援、新潟・福島・山形3県で連携した子育て支援団体の研修や意見交換会等の実施を考えている。今年度は新たに定住支援の面で相談や情報提供が出来る体制をとっていきたい。
・今年の6月、昨年と同様、山形市ビッグウィングで「避難者相談交流会」を行う。
・民友・民報新聞の支援、「ふくしまの今がわかる新聞」は28年度も継続される。
・7月に劇団前進座が、米沢で「怒る富士」の公演が行う。
■避難者支援の現状・課題について
・避難者の方々の中には、年度末ということもあり、今月で帰るという人もいるし、残る選択をしている人もいる。気持ちに寄り添いながら支援していきたい。
・毎年2月位から沿岸部の被災者から相談が増える。津波の映像を見ることでトラウマが再燃してしまうので、テレビを見ないようにしている人が多いが、今年は5年目ということで報道が増え、たまたまTVを見てメンタル面で苦しむ方も多い。
・帰還者が増えることで、助けあっていた仲間がいなくなるのではないかと心配している。ネグレクトや虐待に繋がらないように母子避難者のケアが益々必要になると思う。
・帰還後も山形に来て、避難者やボランティアと交流することでストレス解消できることがこれから安心感に繋がるのではないか。
・学童やファミリーサポートは金銭的な問題で利用できないという人がいる。ある母親は、働いている間に子どもを車で待たせていたこともあると言っていた。避難者仲間がいたときは預かってもらうこともできたが、段々難しくなってきたようだ。
・1週間に1度しか会わなかった夫と毎日会うようになるのがストレスだという帰還者もいる。
・女性は電話が繋がらないことも多いし、在宅していても服装等によっては出たくないという場合もある。支援物資を持って行くときは土日も訪問すると会えることが多い。
・一度自己肯定感が崩れた人は特に大変で、人に対する疑心暗鬼があるので人と繋がることができない。3年目以降は震災の風化もあり、更に理解されないと思い、言い難くなったという話がでていた。
・借上げ住宅提供終了後、一人ひとりが自分の力でより良い人生を歩むことを考えられるようなサポートが必要だという話があった。
<ドキュメンタリー映画『福島桜紀行』に関する情報提供>
・福島市在住の映画監督、鉾井喬さんの制作による短編映画『福島桜紀行』の試写会を行った。
・監督は以前NHKに勤務していて、震災時世界中に配信されたヘリコプターから津波の押し寄せてくる映像を撮影した。
・作品は1年前に撮影され、福島の素晴らしさや現状を多くの人に知っていただき、映画をきっかけに福島へ桜を見に来てほしいという気持ちで作られた。
・DVDとBDを預かったので、ぜひ避難者のお茶会等で上映してほしい。受付は復興ボランティア支援センターやまがたが行う。









