■第2部　活動報告、現状や課題の共有■

<活動報告>
・避難者数は、9月5日現在1,792名631世帯で前月より9名4世帯の減少である。
・意見交換会は、当事者同士の自主的な集まり、「浪江コスモス会」や長井の「きびたき甦るの会」の取組を紹介する。
・避難者借上げ住宅の延長について、大熊町・双葉町は令和3年の3月31に延長。令和2年の3月で終了する浪江町では、意向確認をしている。
・日本精神科看護協会は、こころのケアで戸別訪問している。連携をしながら心配な世帯を訪問する。
・ケース検討会をした。今後も見守りと相談をしながら支援していく。
・7月29日にハリウッドジャム作りをした。避難者の友人も交えて交流会を開催した。生産者も喜ぶ姿をみて喜んでいた。避難者から頼りになる存在でいたい。
・摘み取り体験の要望が多く、さつまいもと里芋、秘伝豆の栽培をしている。参加者の都合に合わせてイベントを開催しており、ボランテイアの方には謝礼に野菜を持ち帰ってもらう。
・千葉県で、倒木の伐採のボランテイをしてきた。地方でもテレワークがあれば混乱は防げる。
・山元町での音楽を使ったイベントを見に行った。素晴らしい活動である。一番盛り上がったのは歌謡ショーで、その場に溶け込み周囲を気遣いながら開催していた。
・9月29日に、郡山市で原発事故損害賠償と健康を考えるシンポジウムに参加し、大変勉強になった。
・南相馬市小高区でボランテイ活動をした。高齢化になり避難先から戻って草刈りができなくなったため、2日間草刈りの作業をしてきた。
・ボランテイアは、現地までの高速料金は無料。
・山形県では、社協・民間団体・被災当事者が一緒に勉強できる場があった。千葉県から問い合わせがあったら、山形県独自の支援策を伝えてほしい。
・フードバンクやまがたは、福島県から助成金を受け活動を継続している。赤い羽根の助成金で、地域食堂を金・土曜日に運営している。

<現状課題>
・避難者アンケート調査結果は、回答数613世帯中156件で、回収率は24.5％。昨年より下がっている。一番の不安は健康である。今後、健康の情報、生活につながる情報がほしいと要望があった。
・帰還後も借りたままになっているアパートがあった。
・高齢化は課題になっている。
・被災地では、全体のニーズが把握されていないのに、ボランテイアセンターを閉じる所も多い。
・千葉県でブルーシート張りのボランティアをした。雨漏りがひどくカビだらけで、シートを張るより借上げ住宅に引越しした方が良い。瓦屋根は大変滑りやすく、ブルーシートは職人でないと張るのは厳しい。

<告知>
・9月28日に薬膳体験をする。
・10月13日に子どもDayと日曜カフェを開催する。
・10月24日に詐欺講座をする。
・10月26日介護予防講座をする。
・11月7日には山形市内の見学会第4弾を開催。オリエンタルカーペットを見学し霞城セントラルの24階で昼食後、保健所とポリテク山形に行く。
・11月21日まちの保健室で認知症講座を開催する。
・11月末に、飯坂村から講師を迎え、大堀相馬焼体験の事業を進めている。
・10月23日に、今後のくらし相談会の来年の検討会を設ける。
・災害ボランティアセンターの研修を、県民文化スポーツ課と山形県社会福祉協議会合同で開催し、県民文化スポーツ課では基礎編を、山形県社会福祉協議会ではスキルアップ編をする。基礎編は9月26日置賜総合支庁で社会福祉協議会・NPOの職員を対象に行う。スキルアップ編は11月7日に開催。
・9月28日に蔵王バスツアーをする。
・避難者家族向けのストレスケアの事業をする。児童を持つ家庭が対象で、山形市と米沢市で、アロマテラピーのストレスケアのワークショップをする。他の団体とのコラボもしたい。
・10月20日に、米沢市内で教職員組合主催の芋煮会がある。
・千葉県で借り上げ住宅や生活支援相談の支援策が始まる。
・10月22日は石巻市、11月16日は山元町、17日には福島市、浪江町でも音楽を使ったコミュニティ支援をする。今年度は10数か所を予定している。
・次回の支援者のつどいは、10月23日南陽市えくぼプラザで開催する。

<質疑応答>
Qイベントの周知方法は何か。
A自治体から郵送でチラシを送ってもらうか、訪問時に配布する場合もある。口コミの誘いも効果がある。