お知らせブログ

令和6年8月9日(金)に、山形県産業創造支援センター マルチメディアホールにて来場およびオンライン形式にて「第107回支援者のつどい」を開催しました。話題となった概要を広く皆様にお伝えします。ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。

<参加者>順不同

中間支援団体 2団体                              
災害支援団体 2団体
心のケア事業支援団体 1団体
山形市社会福祉協議会
南陽市社会福祉協議会
長井市社会福祉協議会
山形県社会福祉協議会
山形市避難者交流支援センター
原子力損害賠償・廃炉等支援機構
山形市防災対策課
山形県復興・避難者支援室
福島県避難者支援課

 

■第1部

 「AIによる文章作成 体験講座~仕事で使ってみよう~」

  講 師: NPO法人 Yamagata1  代表理事 加藤 清輝

【団体紹介】

Yamagata1については、NPO法が始まって25年になるが、その少し後の20年前に立ち上げた。当時はインターネットもまだ普及し始めたばかりで、スマホもない時代だった。インターネットを通じてどれだけ情報を集められるか、また使える人と使えない人のデジタルデバイドを解消すること等を目的としている。
以前はパソコンが多かったが、7年程前からスマホとパソコンを使う人の人口が逆転しており、若い人でもパソコンを使えない人も多い。現在はパソコンの使い方やパソコンが故障した時の対応なども行っている。
本日は、初めての人が多いという前提で、前半はAIで何ができるか等の概要を説明し、後半は皆さんに実践して頂きたい。

【生成AIについて】

・生成AIは今から1年程前、OpenAIという会社がChatGPTを出して今はバージョン4以上になって使い勝手が良くなっている。
・これをベースにマイクロソフト社がマイクロソフト仕様にして色々付け加えてCopilot(副操縦士)として商品化している。皆さんが一番パソコンで使いやすい環境だと思う。
・アップル社や他にも生成AIを出しており、それぞれ特徴がある。
・今日はCopilotを使い、どういうことができるのか、想定問答をやって進めていく。
・スマホにもアプリを入れて使うことができる。マイクロソフトなので、Edgeのプラウザかから立ち上げる

【想定問答】

1.『家庭において地震の際に準備しておくことを教えて欲しい』
2.『山形の花笠まつりについて、日本語と英語で説明して欲しい』
3.『高齢者が困っている事、上位5項目を上げ、対策を教えて下さい』
4.『ジャズが好きです。山形県内のお薦めのお店を教えて下さい』
5.『山形県知事のことを教えて下さい』
6.『広報誌に書く“夏”を表す文章を200字程度でまとめて下さい』
7.『復興ボランティア支援センターをポエムにして下さい』

・上記のような指示文を生成AIにかけると、データベースを基に引っ張ってきて、文章にまとめてくれる。
・中には正しくない情報もあるかもしれず、ユーザー側の常識的な判断は必要だ。
・この中で一番トレーニングが必要だと思うのが、質問の仕方だ。
・どういう質問をするかによって出てくる回答は全く違う。
・CopilotとGeminiはそれぞれ特徴があり、場合によってはGeminiが使いやすい時もある。使い分けると面白い。
・日本語と英語の場合も、簡単な回答でまとめてくれる。
・3の質問の場合は、最初に「災害時における」という文言を付け加えると災害時に特化した項目が出される。
・4の質問はグーグル検索するとお店一覧が出てくるが、生成AIはそれを文章化してくれる。
・プライバシー的な制約もあるが一般に公開されているものは検索OKです。
・Copilotは人の名前とかプライベートな情報も出てくるが、Geminiはでてこないことが多い。
・5の質問は、公開されている情報から引っ張って、簡単なプロフィール作成などに利用できる。
・また、5の質問は「500字程度または1000字程度で書いて下さい」「エッセイ風に」とイメージを付け加えると、それに沿ったまとめ方などもできる。
・文体も「ですます調で」「である調で」などの付けたしも処理してくれる。
・7の質問のような突拍子もない発想でも、ポエムや絵・音楽も作ってくれる。
・絵については、絵を描く別のソフトウェアに繋がる仕組み。
・絵やイラストは著作権もあり自分だけで使用するには問題ないが、再販することはできない。

【AIの使い方】

・私がよく利用するのは、自分がうろ覚えのことを質問しながら情報を取り、その後大事な部分を抜き出すことだ。例えば論文のテキスト1万字分を千字程度に要約するなどして活用している。
・また、重宝しているのは「文章の校正ができる」という事。作った文章の言い回しがおかしい時や文が出てこない時、AIに「校正して下さい」と頼むとやってくれる。時間がない時などは便利な機能だ。
・Copilotはユーザー登録をしなくてもちょっとしたことはできるが、長文や高度な使い方をする場合にはユーザー登録が必要になる。
・Windows11の場合、Edgeを立ち上げ、検索窓にCopilotのアイコンが出てクリックすると下に質問を書く。上にイラストや質問の仕方が出てくる。
・Copilotでは[創造的に][バランスよく][現実に]と三通りのモードが出てくるが、それぞれ文章の表現が違う。

 

【補足】(NPO法人Yamagata1 菅野氏)

・ユーザー登録はマイクロソフトIDが必要になる。
・生成AIは、頭脳はアインシュタイン並み、心は幼稚園生などと例えられるが、情報がたくさんある中から拾ってくるので、条件をたくさん入れた方がわかりやすい。
・例えばラブレターを作る時にも、私はこういう人で、年齢や性別どこに住んでいる、相手はこういう方でまじめな人だとか細かな情報を入れてから「ラブレター作成」とすると適切な文章ができる。
・機械なので、何もないところから探してくると一般的なものになるが、人のバックグランドまできちんと説明を入れておくと、より内容が良いものに仕上がる。
・著作権について補足するが、講師が先ほど説明した通り、作ったイラスト等は自己と自社のPRに使うのは問題がないと思われる。著作権の所有権はCopilotのマイクロソフト社と作った人の2社の共有となる。具体的には個人での使用や、会社や団体のPRに使う等の商用利用もできる。
・案内文に利用するのはいいが、販売する商品のデザインとして使うことや、デザイナー等がそれを使って作品を作り、販売することはできない。

【まとめ】

・今後、仕事や家庭であれこれ使ってみて試して欲しい。これからも、色々なものが出てくると思うが、それに触れるのもこれからの時代の中で必要になるのではないだろうか。
・大事なことは、正しいかどうか見極める力だけはご自身で養って欲しい。

【質疑応答】

Q:Copilotで有料版にすると何が違うのか。
A:有料版にするともっと高精度なものが使えるようになるが、プロでもない限り無料版でも充分だと思う。

Q:リテラシーについて他に何か気をつけるべきことを教えてほしい。
A:知識のベースがないと、いわれていることが全部正しいと思ったり、一歩間違えると洗脳的な情報であったり、先導的な俗にいう陰謀説の情報だったり色々ある。正しく判断することがリテラシー力を高めることになる。情報を鵜呑みにしないことが大事です。

ここで第一部を終了します。