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■【第2部 令和8年度やまがた避難者支援協働ネットワーク会議意見交換会】

 <グループ討議>

討議の内容として以下のテーマを事前に参加者に伝え、グループ内で共有。また、事前項目にこだわらず、各グループで自由な意見交換を行った。

○避難者同士の関係性の現状の課題
○避難者へ今後どのような支援を行っていくべきか
○避難者を地域の活動にどうつなげていくか

 

<Aグループ>

 ・サロンへの参加は高齢者が多く、見守りが必要な方もいるので、当事者が中心となって名簿作成やサロン開催の方向に持っていきづらい現状がある。

・現状として時間内の出入り自由な気軽に立ち寄れる場所があり、利用されている。

・孤立の問題もあり、15年の避難生活や福島県民であることの特殊性の対応策を今後考えなければならない。

・住民票の有無が支援の中で左右されることもあり、若い家族の意思で住民票が異動され、不本意と思っている高齢者もおりストレスに繋がっている場合も見られる。

・山形県の支援は手厚く、各都道府県で対応の差がある。同じレベルの支援が必要と考える。

・今後は一般住民として対応していくべきで、支援終了時を考慮し新たな仕組みづくりや引継ぎ等を考えるにあたり、支援者のバックボーンを構築する必要がある。

 

<Bグループ> 

 ・避難者同士の関係性は基本的には良好と思われる。交流会では、市町村関係なく繋がりを持てるのが理想。

・若い世代と高齢者との世代間で関係性に差がある。

・交流会参加者の固定化は課題である一方、他地域の避難者と繋がりを持ちたいと考えている方もいる。

・交流会に参加される方々については、比較的課題はなく、避難者特有の課題を見出すのが困難になってきている。

・若い世代へのリサーチが困難で支援策が課題となっている。

・避難者自身が交流会をしていくのを期待して始めたが、中心となる人がおらず継続が不安。しかし、避難者の共通意識を持つ同士の繋がりは重要である。

・訪問だけでなくSNSも利用し、ゆるい繋がりも支援手段として必要である。

・避難者であることを周囲に隠して生活をされている方もいるので、いきなり地域住民として一緒に活動していくのは困難と思われる。趣味など好きなものをきっかけに、交流の輪に入るのが良いのではないか。

 

<Cグループ> 

 ・専門性を持たない支援者は、身近な他者として寄り添う立ち位置として今後も重要である。

・支援者として、避難者の気持ちを尊重しながら自ら決定する手助けをしていくことが重要である。

・社協への相談件数も減少したが、社協から避難者へ市行政相談窓口も紹介し利用されている状況が見られる。

・避難者同士で声をかけあい、交流会がない避難先から市町をまたいで交流会への参加が見られる。

・宮城県の避難者は少ないので交流ができているか心配である。

・避難者由来の悩みは減少している面も見られ、終わりを見据えた支援体制に変えていく必要性がある。拠点を残した5年後の体制マップの作成など、具体的に計画していく段階である。

・支援者同士の顔の見える関係性が重要であり、横の連携がある事で問題解決に要する時間が格段に速い。

・生活費の悩みについては問題が起きてから相談される方もいるため、避難者と会話の中で不安要素を聞き逃さないようにしている。

・支援者人員が入れ替わる中、支援の目線に差が見られるので、情報共有の場への出席を図っていくべきである。

・地元民も地域活動に参加しない人がいる中、避難者を無理に参加させなくとも、何かのきっかけで自然と参加できることがいい。

・支援の終了は必ずしも繋げて終わることを目指さなくともよい。

 

【髙田氏講評】

・担い手が減っていくステージで、中間支援団体として収束につなげていく部分の役割がある。

・いつ、どこに、何が必要なのかが先の見えない現場の中で、支援の仕組みを組み立てるには、過去の災害や個々の支援状況を振り返ることが必要である。

・サロンの中でも、会話の変化などに注意し避難者の変化を整理していくことが次の支援に繋がる。

・15年も続く災害は初めてのことで、支援活動の伝承は自分達の記録でもあるとともに、次の災害への資料として残していく必要性もあり、当事者に加え支援者の役割でもある。

 

以上で、「第115回支援者のつどい」及び「令和8年度やまがた避難者支援協働ネットワーク意見交換会」 を終了します。本日はありがとうございました。