■第112回支援者のつどい・グループワーク
【司会】
各グループ、意見交換のテーマを自由に設け、発表者を決めて意見交換をお願いしたい。
- グループワーク発表
<グループ1> テーマ:避難者のメンタルケアについて
・避難先住民の避難者に対する感情としては、酒田市、米沢市では比較的受け入れは早かった。
・避難者から偏見についての相談はないが、訪問時不在の際、郵便受けに福島県からの封書を見えない様に投函してほしいとの声があり、福島県民であることを隠しているような方もいた。
・不登校、引きこもりの方もいるが、定期訪問などでも相談に応じている。
・団地内では認知症の支援では、メンタルの状況の確認において意思疎通が困難。
・帰還に関しては企業避難の方、40代50代では親との関係性などもあり、直ぐにできない状態の方もいる。
・酒田市では「特定非営利活動法人ビーンズふくしま」からの協力を得て、就学についても支援を続けていきたい。
<グループ2> テーマ:特に定めず自由に意見交換
・大玉村では、以前避難元の市町村で集まることがあったが、高齢化に伴い避難者同士のグループが解散し集まる機会が減った。
・当時は一緒に頑張ろうという思いで集まっていたが、時間が経つと合う合わない人が出てきた。
・集合住宅は平屋で開放的な造りとなっており、最初は住民もまとまっていたが、高齢に伴い施設入所などで空き屋になり、一般の低所得者が入居し低所得者と高齢者の場所として見られている。
・大玉村では地域住民も参加し交流会を開催している。
・山形、新潟では、60歳を超えた方より帰還の相談がみられる。
・避難者が抱えている課題として、孤立・孤独が根深く、避難元の自宅の解体によって気持ちが大変落ち込んでしまうという事例もある。
・避難元との連携を大事にしていきたいが、避難元によっては避難先に一任されることもある。住民票が避難元のままだと支援にも限界が生じ、無理に住民票を移すことを促すわけにもいかず難しい状況だ。
<グループ3> テーマ:特に定めず自由に意見交換
・ふくしま心のケアセンターでは県外避難者の電話支援を検討している。
・顔が見えないということで話しやすいのではないか。また情報提供の機会になるのではないかという意見をいただいた。
・現場対応が必要な場合の繋ぎ先の検討が必要だ。地域包括や生活拠点、社会福祉士会など地域で助け合える社会資源との連携も考えている。
・避難者登録について、就職や進学などで実際には避難先に居ないが登録は継続しているのが現状。
・山形県では令和7年度より看護協会の訪問事業が終了し、各地域で開かれている「まちの保健室」の利用を案内している。
・新潟県では支援のすみ分けについて課題になっている。
- 前田氏より講評
・福島県内でも避難者や原発の事を知らない人がおり、課題を共有できなくなっている。そのような中で、県外の方々と意見交換ができるのは重要だ。
・浜通りは特殊な状況で特殊な方々が活動している場所となっているため、情報共有が困難な状態だ。
・日本では前例がなく、長期の避難生活は特異な状況だ。移住定住の問題、帰還の問題、5年後の問題があるが、互いにサポートしていきたい。
【司会】
以上で、三県合同研修会・情報交換会及び第112回支援者のつどいは終了します。
本日はありがとうございました。









