令和6年10月23日(水)に、山形県産業創造支援センターにて「令和6年度やまがた避難者支援協働ネットワーク意見交換会」及び「第108回支援者のつどい」を開催しました。話題となった概要を広く皆様にお伝えします。ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。
<参加者>順不同
中間支援団体 2団体
山形市社会福祉協議会
鶴岡市社会福祉協議会
酒田市社会福祉協議会
寒河江市社会福祉協議会
南陽市社会福祉協議会
山形県社会福祉協議会
山形市避難者交流支援センター
ふくしま連携復興センター
山形県復興・避難者支援室
山形県地域福祉推進課
山形県置賜総合支庁防災安全室
福島県避難者支援課
東北財務局山形財務事務所
■第1部 「第108回支援者のつどい」
講 演:「『ラクに生きよう!』~ストレスフルな私からの脱却~」
講 師:心理カウンセラー スピリチュアルケアコーチ
日本香術道協会和珠の道 香術師範 志村 友理 氏
〈ストレスについて〉
・山形では「ストレスを抱えている人はいますか」と聞いても手を挙げて発言する人が少ない。
・カウンセリングをしても、私ダメで間違っているという人が多く、奥ゆかしいが常に緊張している。これがストレスになることが多い。山形の地域性かと思う。
・ストレスケアの方法をまとめたので、家や避難者支援の時に使ってほしい。
・一般のマニュアルは都会で生活している先生が書いているので都会仕様になっている事が多い。地域に合わせた自分にできるストレスケアが大事。
・会場の方へ「ストレスを抱えている人」の問いに、少し手が上がり、「ノンストレスの人」の問いには手が上がらなかった。
・ストレスを抱えているが、気が付いていないという人もいるかもしれない。
・私達支援者は心に傷を負った避難者と会う機会が多い。そういう深い傷を負った人は攻撃的になる人が多い。
・心に傷を受けた人と接することは心が痛むことであり、話を聞いたり対応してきた人はストレスを受ける。
・避難者支援をしてきたが、支援活動を離れた人もたくさんいた。そういう人にカウンセリングもしてきた。
〈ストレスケアについて〉
・会場の方へ「支援活動が思うようにうまくいったという人」の問いに、手が上がらず、「支援活動で痛い思いをした人」の問いには、手が上がった。
・痛い思いをしながらも長く続けている方々に敬意を感じますが、まず自身のケアが大事だ。ここで、ストレスケアのワークを行いたい。
Q(講師):家でストレスケアをしている人はいますか。
A(参加者):趣味のクラシック音楽を聞いてストレスを発散している。
好きな音楽が聴きたくない時は、休んだ方がいいというように指標にしている。
・指標は大事だ。ストレスが溜まると緊張し、筋肉が固くなり肩が上がり、呼吸が浅くなる。呼吸は吐く方が大事である。
・全員が立って複式呼吸法を実践した
・あまり深刻にならないように、力を抜くことだ。「いい加減」は大事で、避難者支援も同じ。頑張ろうとすると自分が壊れてしまう。要らないところで力を抜くことも必要。
・避難者支援をしている人は、助けてあげたいという想いが強い。これが強すぎると自分も相手も壊れてしまうことが多い。
・どうにかしようと相手をコントロールしようとすると、自分も相手も上手くいかずストレスになる。
・こうすれば相手が楽になり幸せになると分かっていたとしても、相手に拒絶されないように思いを伝え、お互いに尊重しあい、距離を取って待つことも大事。
・相性が悪かったら担当者を変えることもいいかもしれない。
・「時間と距離」を大事にしてほしい。
<ワーク>
~自分の好きな事を最低10個書き出してみよう~
・自分のことを知ることが大事。自分のストレスケアへつなげるために、たくさん書き出してほしい。
・自分に好きな事・時間を与えるということは、自分への労いの時間になる。この時間を一日5分でも自分のケジュールに入れることが大事。
・一人でもできる事・人がいないとできない事などを後で分けてほしい。
・真面目で一生懸命な人は、自分の時間を割いてまで人のためにすることが多くなり無理をしてしまう。
・無理をすると真理から遠ざかってしまう。
・自分の人生が誰かのために削られるのはもったいない。自分の方から幸せの方に持って行かないと幸せになれない。
~自分はこんなことをすると嬉しいということを発表してみよう~
A(参加者):自分が好きなことは、ラジオで洋楽を聞くことだ。
A(参加者):昔、会社員をしていた時、研修会などで「うちの会社はお客様の無理難題に応える会社 です」というようなことをよく聞いたが、それについて先生はどうお考えか。
<講師より>
・今と昔では意識が変わってきている。
・経営者研修会などで話をすると「社員を大事にする会社にする」という経営者が増えている。
・「客の要求を無理に聞くことで社員が壊れていかないように、話をよく聞いて無理なら上の立場の人が丁寧に断る」という環境が大事。
・客の無理難題に答えないという企業も増えている。
・避難者支援も同じで、避難者・支援者どちらの人も大切にしあえる人間関係を作ることが大事。
・物事をポジティブに考える人はいいが、ネガティブになりやすい人はそれまで経験や育った環境等による思考の癖がある。
・「私はだめだ」と考え、どんどん苦しくなり、ネガティブな思考が生まれていくが、この思考を手放してほしい。
・「この思考があると幸せになれるか」と考えてみる。
・完璧な人はいない。分からない事・知らない事は恥ずかしいことではない。
・自分ができる得意分野を理解し、人それぞれがお互いに活かしあうことが大事。
・皆が違うから新しいものが生み出されていく。常に時代は変わっていくので、皆さんがこれから先に出会うことを取り入れていけば良い。
・先生と呼ばれる人は特別ではないし、特に偉いわけでもない。
・皆が人対人という意識を持っていると世の中は変わる。
・皆がそれぞれの役割を担っているだけのこと。皆が尊い存在であることを認識しあって手を取り合うことが大事。避難者支援活動でもチームワークがうまくいく。
・私達は超能力者ではなく、心で思っていても伝わらず、伝えて初めて相手に伝わるものだ。
・「こう言ってもらえたら嬉しい」という事を家で考えてほしい
・よく言われるのは「ありがとう」「大好き」「大切だ」「美味しいね」等の言葉だ。
・大切な人に「愛している」と言えますか。
・「大切な人に大切な言葉を伝えられなかったことが一番の心残りだ」という人がたくさんいる。
・いくら心で思っていても、言葉にしなければ伝わらない。
・生きている今とこれからのことを考えて伝える、素直になることが最高のストレスケアになる。
<質疑応答>
Q:自分のスイッチを切り替えて肩の力を抜き、「無理なものは無理」と言って、「いい加減に生きる」ことは、明日からそれが出来るかというと難しいと思う。何かそういうことに切り替えられるような段階的なアプローチの仕方があったら教えてほしい。
A:段階的に自分を許すことから始めてほしい。
・人前や仕事場では「無理」とはいえないでしょうから、感情が高まって爆発しそうな時には、自分で呼吸を整えて切り替える時間を作ってほしい。
・職場ではトイレ休憩をしたり、家でアロマを焚いたり自分を労わる時間を作ること。
・そして一日で自分が良かったことにマルをつけてみる。ゴミを拾ったとか、大きい声が出たでもいい。
・自分に対してマルを一日最低一回つけるようにすると、段階的に切り替えが増えていきます。
時間になりましたので、これで第1部を終了します。









