第36回支援者のつどい話題概要 (後編:避難者支援)
2,話題 <子どものしつけについて>
[問題提起]
最近、避難親子イベントで子どもが騒いでいるが、親が注意せず放任している状況がみられる。
[意見交換]
(1) イベントの運営方法の問題
・「避難してきて大変」という想いから、主催側が大目に見ていたところがあるのでは。
・遊び場やイベントでも、その場を楽しむためのルールを母親や子どもに周知することが大切。
・現在、当事者団体が主催するイベントでは、母親同士で事前に話し合いや声がけ等をしている。
・ルールがあれば子どもは騒がない。騒いでも親が注意する。
(2)子育て・しつけの悩み
・子どものしつけについて悩んでいる母親から「どう叱ったら良いか」と相談を受けることが多い。
・避難者は地域との関わりが薄く、地域の人が教えてくれるようなことを教えてもらえない場合がある。
・地域の中での孤立が子育ての問題に繋がるのではないか。
・避難者特有ではなく、最近の親・子の問題と思って主催者も対処すべきではないか。
・人によって原因や対処の仕方は違う。ぬいぐるみに暴力を振るう子どもを追及したら虐待を受けていたケースや、単純にいたずらが好きな子どももいる。
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3、話題 <発達障がいの子どもへの対応について>
[ 問題提起]
保養参加者の中に発達障がいの子供がいた。大学生ボランティアが遊んでくれ、年齢が近い兄弟のようなという関係になり注意や話を聞くようになった。イベントを企画する際は子ども目線でルールを考える必要があるのではないか?
[意見交換]
・子どもの障害について対応方法や注意点を周囲に言う親と言わない親に別れる。気づいた段階で主催者側がどう対応するかが大切。
・子どもに障害があると親が孤立し引きこもりになるケースもある。発達障がいは、まだ理解は得られていないと感じる。
・発達障がいに関しては、様々なケース(ADHD、自閉症等)があり、ボランティアが常にそばにいるというのはとても良いと思う。個々の特徴をつかんで長所を引き出すことが大事。
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4、<避難者支援の近況>
(1)県内避難者の近況
・最近では町内会や子ども会の役員をして地域に溶け込んでいる避難者の話も聞くようになってきた。
・生活が大変だという母子避難者を気の毒に感じ、年配の避難者がおかずを持っていくなど、避難者同士で助け合いが生まれている。
・宮城では、息子を亡くした傷、津波で障害を持つことになった、未だ眠れない・・・などの相談がある。できること、できないことがある中で、ひとつひとつ丁寧にかかわっていく、縁を紡いでいくことを考えて活動を続けていく。
(2)帰還(帰福)者の近況
・山形での避難から福島に戻った人からの相談を受けることも多い。
(3)支援の取り組み
・月に一度の生活支援相談員と行政の打ち合わせに、福祉・健康課にも参加してもらえるようにした。
・相談員は、真面目な人程、相談内容を一人で抱え込んでしまうことが多い。繋ぎ先をより多く持てるように行政側も深く関わる必要がある。
(4)課題
・県の借り上げ住宅に住んでいる人の情報は入ってくるが、自費でアパートを借りている人や、住宅を購入した人については数を把握できないことが多い。知っている人がいたら教えてほしい。
・当事者団体は組織運営が困難。支えたいが、どのような支援を求めているのかわからない。
・福島県内では、放射線の話は一切できないのが現状。避難から戻り、放射能の話をすると家族の中でも孤立しやすい。戻らざるを得ない場合は保養に行くよう勧めている。
4,次回開催
「支援者のつどい」は原則的に毎月第四水曜日の夜に山形市内で開催しています。
東日本大震災復興支援に関心を持つ方の参加をお待ちします。
以上









