
第37回 支援者のつどい話題概要 (前半)
平成26年9月24日 山形市男女共同参画センターを会場に 第37回「支援者のつどい」を開催しました。発表・意見交換された概要を広く皆様にお伝えします。
【参加団体】
民間団体活動ジャンル
・カウンセリング 1団体
・調査 2団体(東京都、山形県)
・中間センター 3団体
・保養受け入れ 1団体
公的団体
・山形市総務部防災対策課
・山形市社会福祉協議会
・山形県社会福祉協議会
・山形県復興・避難者支援室
・山形県健康福祉企画課
報道
・河北新報社 ・共同通信社
12団体、 報道2社 計18名
1,<話題・情報交換>
1)支援活動について
■全国8か所の事業者と関係者で会議をした。共通の話題として、国の心のケア
事業費が専門家に使用されているが、実状を把握していないということが挙がった。
■関西では支援者が疲れている印象を受けた。
重い事例がたくさんあり、専門家に繋ごうとしたがうまくいかず、避難者の抱え
ているトラウマや悩みを背負い込んでいる。
仮設住宅でのアウトリーチは容易だが、みなし仮設は前例がなく苦労している。
山形県の全戸訪問は評価された。
■埼玉県が名簿外避難者を市町村に照会し、把握している数字を合わせた結果、埼玉県の避難者が5,000人という数字になった。
■避難者相談・交流会(米沢会場)の参加者は54名。「またやってほしい」という声が多かった。
■上記交流会は、開催自体についての意見が多いが、内容は良かったのではないか。
■県全体の避難者協働ネットワーク意見交換会を10月30日に行う。
テーマは「心のケアと孤立予防」
■山形・宮城の避難者支援活動の調査を行いWEB上で公開している。
宮城県では、沿岸部からの避難者支援に比べ、福島県から避難している人への支援が
行き届かないようだ。情報収集をしていきたい。
■山形市内で避難者向けに絵本の読み聞かせ講座の準備を進めている。避難者だけでなく
一般の子ども~大人に向けて継続して行っていきたい。
■11月に進学説明会を行う。今回は対象を限定せず小学生の親まで幅広く参加を募る。
■映画「ふしぎな岬のものがたり」先行上映会に避難者50名の招待があった。
舞台挨拶もあり色々なことを忘れて楽しんでもらえるのではないか。各所に働きかけ、募集の協力をしてもらい感謝している。