平成28年2月24日、山形市男女共同参画センターを会場に、第52回 「支援者のつどい」を開催しました。話題となった概要を広く皆様にお伝えします。
※今回は内容が多いため、第1部と第2部に分けて掲載します。
【参加団体】
<民間団体>
カウンセリング 2団体
子育て支援 1団体
保養支援 2団体
コミュニティ支援 2団体
情報支援 1団体
中間支援 1団体
映画上映支援 1団体
<公的団体>
山形県社会福祉協議会
山形市社会福祉協議会
市町村社会福祉協議会 5団体
山形市総務部防災対策課
福島県 避難者支援課
山形県復興・避難者支援室
<報道> 2社
参加者数:32名(23団体) 報道:3名 スタッフ:4名 計39名
[第1部]
■支援活動に関する情報提供
□ふくしま子ども支援センター
・NPO法人ビーンズふくしまが福島県から委託を受けて「ままカフェ」を運営。人間関係や食べ物や環境に不安を話せる場が欲しい、との要望があり、平成25年から順次県内6箇所で地域の子育て団体と協力しながら「ままカフェ」を開催している。
・山形県に避難していた人は「山形だったから避難生活を送ることができた。地域の人達に助けてもらった」という感謝の気持ちを持っている人が多い。
・住宅支援の終了で、今年の春や来年の春に福島に戻るという人が増えてきた。
<ままカフェで話されている内容>
[食べ物]
県外産品が多いスーパーの情報交換。福島産のほうがしっかり測っていて安心、という人もいる。
[外遊び]
ストレス発散のために1時間は外遊びをしているという声や、線量の低い公園についての情報。
[給食]
家では気をつけているが、給食は食べさせているという人もいる。牛乳については気にしている人が多く、まだ心配なのでお茶を持たせている、という母親もいるし、福島県の牛は餌も気をつけているので安心して飲ませている人もいる。
[家庭菜園]
貰うと困る、という話題が多い。測って、放射線が出なければ食べるという話や断り方など、アドバイスをし合っている。
・育児の悩みや幼稚園・学校での悩みについても多い。
<各市町村のままカフェの特徴>
[福島市]
市内に21ある子育て支援センターの先生が子どもと一緒に遊んでくれている間、母親が話をしている。福島市は8割が山形に避難していた人。
[郡山市]
食育に力を入れている団体で開催。新潟に避難していた人が多い。
[南相馬市]
託児あり。小高からの避難者や津波被害にあった人の参加もあり、賠償の話もある。
[二本松市]
今年初めて開催。山形に避難していた人の参加が多かった。山に囲まれているので、線量が下がらないという話を聞いた。二世帯同居者が多く、家族との関係が難しいという話も聞かれた。
・夜の開催や甲状腺検査の勉強会、クッキーづくりも企画した。
・ままカフェに初めて来る母親は不安を抱えている。気持ちを聞いてもらうことや、共感し、情報交換をすることで徐々に元気が出てくる。D-シャトル・陰膳で、実際の数値を見て自分の中での安全・安心の基準を見つけ、一歩ずつ前に進めるようになる。母親たちのストレスが解消することで子どもたちの不安やストレスも解消されていく。
・昨年位から、親同士で震災当時の話が出来るようになってきた。避難しなかった家族も避難した家族も選択は違ったけど、気持ちは一緒だと感じる。思いを口にできる場は大切。
□県外避難経験者(伊達市在住)
・震災時は福島市に住んでいたが、2011年に山形に避難し、一昨年伊達市に戻った。
県内避難者が利用できる民間借上げ住宅の家賃免除制度を利用し、伊達市に居住。県内避難者向けの制度も県外同様来年3月まで。
・伊達市も福島市もアパートの空きがない。物件検索の「at home」というアプリが便利だった。
・幼稚園は、公立と私立があり、それぞれの園で方針が異なり、放射能への対応も違う。芋ほりはプールの中に入れたたくさんの新聞紙の中に芋を隠して探すという行事になっている。
・伊達市主催の「パパママサロン」や市保健センターの「おしゃべり場」、避難から戻った母親のサークル「伊達ママクローバー」、「みんなの家」で小児科の選び方、安全な遊び場、保養情報を得ている。
・避難から戻った人は、山形にいた人が多いのでまた会える機会も多く、心強い。
・野菜や食べ物について、人によって価値観が違う。ほとんど検出されなくなったが、未だに検出されるのは、柚子、ゴボウ、レンコン、根菜、山菜、きのこ、乾燥させたもの(切り干し大根、あんぽ柿、凍み豆腐)。
・伊達市は除染基準が地表1メートル3μSv/h。5~6の民間団体が署名と請願書を12月の議会に提出した。結果は“趣旨採択”。市政だよりに「伊達市は安心」と書いてあるのを見るたびにつらくなる。
・保原小は設備も新しく、線量も低い。道路や公園の遊具下は数値が高い。
・保原総合公園は1度測って低いのが分かっているので遊ばせている。
・山形市は歩いてすぐ行ける距離に小さな公園が3つ位あったが、伊達市や福島市は公園の数も少ない。
・室内遊び場が伊達市内に3箇所ある。福島市にもいくつかあり、有料のところは空いている。
・福島市西部の「四季の里」「あづま総合運動公園」は元々数値が低いので、どんぐり拾いや芝生に寝転んだりもできる場所。米沢寄りの茂庭は0.05μSv/h位なのでたまに遊びに行く。
・保養はインターネット「ほよ~ん相談会」やFacebookを利用して情報収集している。宮崎県の保養は親が2~3万、子どもが数千円で1週間過ごせる。福島に住んでいる人向けの保養情報はたくさんあるが、母子向けが多く、なかなか父親と行ける保養が少ない。
・働き始めるとサークルに来る人が減る。来年度は助成が無くなるので、社会福祉協議会のサークル助成を利用して継続していきたいと考えている。
<帰還スケジュールについて>
・帰還するまでに1年位準備をしていた。物件探しや幼稚園の評判や放射能に関して調べ、夫の職場近くの物件にした。周りの母子避難者は小学生の子どもがいる人が多く、学校や塾、習い事など更に準備が大変そうだ。
<保養について>
・自分の周りは行きたいという人が増えている。しかし、遠いところや短期のところが多いこと、乳幼児がいると大変ではないかと尻込みしている人もいる。
・山形市近郊で数泊泊まれる場所があれば良いと思う。
<帰還者への情報提供>
・保健師さんが家に来て、子どもたちの状況や私の精神状況を確認しにきた。訪問は1度だけだが、その後も保健センターの「おしゃべり場」で何度か話をしている。市からは「パパママサロン」のお知らせがくる。他、ガラスバッジの配布・回収等は、市政だよりで情報を得ている。









