食料や毛布・衣料等は行き渡りつつありますが、震災で日常から突然切り離されて避難所で暮らす人々の心のケアは十分ではない模様です。マッサージ、サッカー教室などの支援活動も始まりましたが、私たちは映画を通じてできることを考えたいと思いました。

映画は、観る時間を多くの人と「共有」することができます。そして、明日への希望の火を心に点すことができる「心の糧」です。映画を見ることで、元気、勇気、安心を得るきっかけを作り、非日常から抜け出し日常への回帰を促す一歩となればと思います。阪神淡路大震災の時も、映画上映が各地区で行われ多くの人に支持されました。その活動をしていたのは、私たちの映画の仲間であり多くのボランティアの人々です。今、私たちがその立場にあります。

今回は、山形県下の避難所(4/3現在40カ所、2,261人)をできる限り多く回り、避難所もしくは近くの小学校や公民館を借用して上映会を行います。陽気が良ければは野外上映会も行う予定です。但し、避難所は年齢構成や人数が刻々変化しています。タイミングを考えずに一方的に押し掛けることがないように、よく状況を把握して、要望があり必要とされる所から順次展開していきます。

 主催(窓口)は、山形県映画センター

 共催は、NPO法人 山形国際ドキュメンタリー映画祭

 協力団体は、各市町村の災害本部、県内各地の自主上映団体・NPO団体

※対象者は避難所で暮らす方、避難所で支援活動をしている方、親戚・知人宅に寄宿している方などです。

関心のある方は、下記にご連絡下さい。また活動のための義援金やカンパも受け付けていますので併せてお願い致します。

宮沢 啓
山形県映画センター
電話:023-641-0343 FAX: 023-641-1476
eigacenter@forum-movie.net