お問い合わせはこちら
管理者ログイン
ボランティアのご案内
山形県に避難している皆様へ
↓避難されている方向け情報サイト↓
山形県に避難している皆様へ
TOP  >  お知らせブログ  >  WEB管理者  >  センターより  >  第87回支援者のつどいin南陽【話題概要】第1部

WEB管理者 さんの日記

 
2019
11月 20
(水)
15:05
第87回支援者のつどいin南陽【話題概要】第1部
本文
 令和元年10月23日(木)、南陽市えくぼプラザを会場に、第87回「支援者のつどいin南陽」を開催しました。話題となった概要を広く皆様にお伝えします。
 ご参加頂きました皆様、ありがとうございました。

<参加者>
子育て支援団体  3団体
中間支援団体   1団体
保養団体  1団体
コミュニティ支援 1団体
南陽市社会福祉協議会
南陽市総合防災対策課
山形市社会福祉協議会
山形県復興・避難者支援室
山形県社会福祉協議会
避難者支援センターおいで
米沢市危機管理課
米沢市社会福祉協議会
長井市社会福祉協議会
高畠町社会福祉協議会
寒河江市社会福祉協議会
一般

参加者数:22名(18団体)  スタッフ:3名  計25名


■情報提供■
 テーマ:「なぜ原発事故は語りにくいのか」   〜女性たちの経験から学ぶ〜
 提供者:宇都宮大学国際学部 准教授  清水 奈名子 氏

・原発事故から順調に復興していると思われているが、いまだ悩みを抱えている方が多い。
・栃木県では避難者登録が4番目に多い。1位が東京、2位が茨城、3位が埼玉で、登録者は2,800人を超えている。栃木県は福島県の南隣で、沢山の方が避難をした。
・今年3月時点の旧避難区域の居住率は、田村市は8割程戻っているが、浪江・飯館・富岡は多くても4割しか戻っていない。
・避難指示が解除されたのは線量が低くなったからではない。年間20ミリシーベルトを基準にしている上での解除である。
・原発事故は危機的な状況。このままいけば東京も含め住むこともできなくなる。と当時はシュミレーションしていたが、危機的な状況はここまででとどまった。
・学生が、卒業後に「ゼミで話した事が職場で話せない」と言う。原発も同じで、原発再稼働、汚染土の処分、子どもの健康など話せない。専門家に任せておくしかないという空気が強い。
・広島で被曝をした写真や絵が残っていない。被爆者が亡くなると被害の状況が見えない。
・栃木県で聞き取り調査をした。線量の高い栃木の県北も全く支援がない。乳幼児の保護者から健康調査の依頼もあった。
【聞き取り調査をした対象者】
〇福島県から栃木県への避難者(区域内・区域外)
〇栃木県から県外への避難者
〇福島県に帰還した元避難者
〇福島県に残って生活を続けてきた住民
〇栃木県内の放射能汚染地域に暮らす住民
〇避難者・被災者を支援している人々
・家族の健康被害やいろんな事情で削除の依頼があるが、可能な限り記録に残した。
・ジェンダーとは、社会的・文化的な性差別、性別に基づいて社会的に要求される役割。
被害がみえなくなったと感じジェンダーを考えるようになった。
・セシウムは半減期が30年かかるので、まだ8割の力で被曝している。
・市民が集めた土を測定した「東日本土壌ベクレル測定プロジェクト」はネットで見る事ができる。
・国家的危機が起こると、人々はこうあるべきと言われる。型にはめられるが個人では意見ができない。
・もっとも線量が高かった時に子どもを守れなかった。当時の放射線の情報を知っていれば子どもを外に出さなかった。と後悔している人は多い。その影響が今後出るのではないかと不安である。
・栃木県はADRも一方的に打ちきられた。
・支援の継続と事故前の環境に戻してほしい、避難したい、保養に出かけたい、原発事故や被曝に関する教育をしてほしい、健康調査をしてほしいという要望が、帰還する人や避難していない人も追いつめている。
・人々が心配しているのは事故直後の初期被ばくと今後の健康影響である。
・栃木県北被災者証言集 女性だからこその差別
「私が女性であったからこそ、男性と同じことを訴えてもきちんと対応してもらえなかったという経験があった。たとえば幼稚園や学校に対して、芋ほり遠足は問題ではないでしょうかとか、その他の対策について意見を伝えても、窓口で話を聞くだけであまり丁寧な対応をしてもらえなかったのに、夫を連れて行くと応接室に通された時はショックだった。夫は私と同じ要望を伝えているのに、園長先生が出てきて『はい、はい』といいながらきちんと受け答えをしている。私が言うと、同じ内容であっても『結局はヒステリーなママの戯言』のような扱いを受ける。私はこれまであまりそうやって出て行くということをしなかったので、今回初めてこうした待遇の違いを知って驚いた。」
・アンケートの回答はほとんど60代男性で若者や女性の意見が見えてこない。
・地域の女性リーダーの声は届きにくい。
・地域内の難しさで偏見差別が深まった。
・賠償金に関する事で嫌な思いをした人が8割を超える。差別はお金問題で起きている。
・原発の不安を語ると、栃木県で風評被害をあおる女のヒステリーと言われる。
・実態が見えなくなっているので、調査や避難者と話をする場を作る。
・新潟県で、原発を再稼働するにあたり、県として福島の事故の被害を調査している。
子ども達がどんな悩みを抱えているのか確認する事は必要である。
・いろんな立場がいるが、望まない被曝と放射能汚染をしいられたことは共通している。
本当の気持ちを語れる場は必要である。
・国の予算は災害時に少ない。避難区域以外でもお金が出ないことで差別がおきている。
・現場でがんばっている支援者の心が擦り切れないか、改めて考えさせられた。
・内部被曝・外部被曝は事故のせいなのか。その話が普通にできる社会にして、つぎの世代につなげたい。

【参加者の感想】
・栃木県での被害状況の数値をみて驚いた。
・子どもが嫁に行けるか心配だと、女性ならではの悩みを以前聞いた事がある。
・声を出せない人が多い。
・市民がどのように意志決定に関わっていくのかが興味深かった。
・家族間でも話しにくいと感じる。話せる場所や環境が必要である。
・今日のテーマはデリケートな問題。これからは考えながら人と会話をしていきたい。
・それぞれの立場で悩んでいる。今後は自分の立場で出来る事をしたい。
・東北の状況しかわからなかったので、栃木県の大変さを改めて考えさせられた。
・話を聞いてスッキリした。
・とても参考になった。
・福島差別論は積極的に議論すべき事だと思う。それが受け入れられる社会になるべきだ。




閲覧(53)
コメントを書く
コメントを書くにはログインが必要です。